当園は、田園に囲まれ自然に恵まれたのどかな所にあります。春から秋にかけては近くの田んぼや農道に出掛け、草花で遊んだり小動物を見たり捕まえたりと自然とかかわることが多く、先日は、そんな自然を活かしたネイチャーゲームを親子行事で楽しみました。先生は山形庄内ネイチャーゲームの会の方々です。旧小学校跡地近辺の原っぱでは、画用紙のハトに草花で色付けをするふくろうの染め物を、近くの神社では、フィールドビンゴといって、ビンゴカードを使った自然探しを行ないました。鳥の声が聞こえるか耳を澄ませて聞き入ったり、ふわふわ・ちくちくするものを探したり、アリ探しでは地面に顔が付くのではないかと思うくらい真剣な眼差しでした。
小さい子ども達は、園庭で木の幹やさつまいもの葉っぱ、石に目をつける森の福笑いを行ないました。いろんな所につけた目が子ども達を見つめています。それを見た子ども達は、「友だち!友だち!!」と言って、大きな石にたくさんの友だちの目をつけてくれました、一人は寂しいから友だちを作ってあげよう・・・そんな思いがあったようです。
道具がないと遊べないといったことが言われていますが、昔は自然そのものがあそびの道具でした。「これでどんなあそびができるかな?」と考え、試すのが楽しかったように思います。
この身近な自然を活かして豊かな感性が育めるよう、私たち大人も時には童心にかえり、子どもと一緒に自然との一体感を感じることが必要なのかもしれません。