すっかり季節は、秋になってしまいましたね。
この季節の楽しみは”食欲の秋”、という人も多いと思います。
5月に「畑の先生」として、野菜の苗付けや種まきを教えていただいた老人クラブの方々と一緒に、先日いも煮会を行ないました。包丁の使い方を聞いた後、エプロン・三角巾を身につけ『猫の手』の約束を守って、さつまいも・人参・ねぎなどの材料を切りました。「かたくて切れないよ~」「ぐにゃぐにゃするの!!」と声をあげながら、真剣に取り組みました。おじいさん・おばあさんたちは、「こったけ大きいいも、大丈夫だが~?」と心配そうです。
この日は天気になったのですが風があり、園庭での煮炊きも会食も出来ませんでしたが、会食の時おじいさん・おばあさんからも子ども達のグループに入ってもらい、一緒にいも煮を食べました。核家族だったり、お家の人が忙しくて揃っての食事がなかなか難しくなっていますが、その日はおじいさん・おばあさんがそこにいると、ほんわか温かな雰囲気を醸し出していて、なんだかいつもより落ち着いて食事ができている感じでした。
山形県は、三世代家族が多い県と言われています。その中で育つ子どもの心は、優しくなるとも言われています。しかし、全家庭がそうとはいきません。核家族で毎日忙しく過ぎてしまっている家庭も、少なくないかもしれません。家庭で経験することのできないこうした活動をとおして、おじいさん・おばあさんの温かさに触れること・かかわることも大切になります。
この日は、おじいさん・おばあさんの存在感の大きさを改めて感じさせられた一日でした。