園長のつぶやき

小さな生き物が与えてくれる大きな発見

 雨あがりの今日は気持ちが良く、子ども達は一斉に園庭へと飛び出して行き、思い思いの場所や遊具等で遊び始めました。そんな中、カタツムリを見つけた5歳児のR君。欲しくて手を伸ばすのですが、なかなかカタツムリに触ることができません。他の子も挑戦し殻を持って引っ張るのですが、柔らかい体がビョ~ンと伸びてしまうため、体がちぎれてしまうのではないかと心配な様子でした。仕方なく助っ人として参上しカタツムリを捕まえてみせると、「先生すご~い!!」と驚かれ得意気になってしまいました。お家でカタツムリを飼っている5歳児H君は、キャベツや人参・コンクリートも食べることを教えてくれ、そんな会話をしながら色々な実験が始まりました。細い紐に乗せてみたら紐がしなってしまうので、すぐに落ちてしまいました。短い枝に登らせてみたらすぐにてっぺんに到達してしまいました。そこで長~い枝で試してみると・・・ゆっくりですが確実に上へ上へと登って行くカタツムリ。目を凝らしじっくりと見入っている子ども達のあの表情。カタツムリが子ども達の興味を鷲掴みにした瞬間でした。

 


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