梅雨がまだ明けず日照不足ということもあり、園の畑の野菜の収穫が例年のようにはいきません。トマトも、なかなか可愛い赤色には染まらないようです。
この時期は、カエルやカタツムリなどの小動物、畑の野菜・園庭の草花などに目を向け、それを遊びに使ったりする姿が見られます。また、金曜日は絵本の貸し出し日になっていることから、生き物や植物の図鑑を手にする子もおり、そんな中、年長児の男の子が突然「先生、虫食べる草知ってる??」と話しかけてきました。私の家では食虫植物を育てているため、迷いなく「知っているよ!!食虫植物って言うんだよね」と、得意気に答えました。「先生の家にあるのはね~」と、紙に描いてみせると、イメージしている物とは違ったようで表情が冴えません。「確か絵本の部屋に、植物の図鑑があったよね。探してみよう」と探しだし、ウツボカズラを見つけました。知っている食虫植物だったので、そこからは “植物なのに、どうして虫を食べるのか” “食虫植物の中に入った(捕まえられた)虫は、どうなるのか” “食虫植物にも種類があるんだ” など話が盛り上がりました。そして、この問答中の大きな成果は、『食虫植物も生きている!!』です。子ども達の “好きなことはとことん突き詰めたい” の姿を嬉しく思いました。